Q. 手すり

 

  • 手すりは高齢者や障害者などの誘導、落下防止、移乗動作の補助などに有効な設備であり、目的に応じた形状、大きさ、材料、取付け位置、寸法で堅固に設置する。
  • 危険防止であるので、必要に応じて設置する。
  • 階段、廊下には連続して設置する。

1、種別

 誘導用の手すり(廊下、階段、スロープ等)

  • 取付け高さは1本の場合は75~80cm程度、2本の場合は65cm及び85cm程度として連続して設置する。

移乗等動作補助用手すり(トイレ、浴室等)

  • 動作に応じて水平・垂直型・L型の手すりを設置する。
  • 以下のようなちょっと変わった手すりもある。

      掲載許可済み↑

 

2、形状(下図参照)

  • 外径4~6cm(65cm高の小児用にあっては3cm)程度の握りやすいもの。
  • 理想的には外径3.2~3.6cm
  • 廊下では、支えるというものだから外径は4cm以上でも良い。
        手すりの形状
        手すりの形状

3、壁との関係

  • 壁とのあきは5~6cm程度とし、また手すりの下側で支持し、握りやすいように配慮する。(上図参照)

4、端部

  • 下方または壁面方向に曲げる。(下図参照)

5、材質

  • 手ざわり、耐久性、耐触性など取付箇所に見合ったものとする。

 

6、標示

  • 公共の施設の場合、端部、曲り角及び階段の始終点などの要所には現在位置などを点字で標示して欲しいですね。